2011年4月13日水曜日

これからの原発、そして直面する問題について

原発燃料にはウランとトリウムの2つあります。




70年代、トリウムの安全性は認知されていたましたが、あえて危険なウランにしました。
燃料をウランにするとプルトニウムが生成され、プルトニウムは核兵器に転用できるからウランにしたと言われています。トリウムではプルトニウムがほとんど生成されません。


広島、長崎の経験を生かせなかった日本の原子力発電
原子力発電技術を海外から導入するとき原子爆弾を持たないと宣言しているのにウランにしてしまったことが悔やまれます。⇒原子力委員会:月報第8巻第1号


冷戦後、核兵器をつくる必要がないのに、なぜこれからもウラン原発が推進されるのか、
原子力発電業界はすでにウラン燃料用のインフラを作り上げていており、これを転換するために投資するリスクを負いたくないからです。


中国がこれからの原子力発電技術で先進国になる可能性が大きい。
原発先進国は福島原発事故により推進を抑制されます。そしてエネルギー問題は国力の衰退につながります。
一方、いま後進国である中国は世界有数の国内統制力を背景に安全な原子力発電の大樹名文のもとにトリウム燃料を使った原子力発電を推進します。
中国は1月26日(現地時間)公式に、トリウムを燃料とする溶融塩原子炉(MSR)の開発計画に着手したことを発表。今後20年間に数十基の新しい原子炉を建設する計画。
出展:WIRED VISION


私見
トリウムにしろ結局はコントロール不能なエネルギーです。
ウランよりちょっと扱いやすいというだけです。
先日高2の娘に福島原発事故の説明をしていて彼女の世代、その次の世代に取り返しのつかない負の遺産を与えてしまったことを当たり前のことながら再認識し愕然としました。
世界規模でエネルギー、経済の発展について再考が必要だと思います。
今、自分に出来るのはエネルギーを無駄にしないこと、人と争わないこと。


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