2011年4月9日土曜日

過去降下された放射性物質(セシウム)の量、3.11以降の量

'74-'08日本におけるセシウム137降下量
下の図は、日本各地の雨水・ちり中に含まれるCs-137が1km2あたり1ヶ月間に降下した量について、1974年度から2008年度までの変化を表しています。
1981年以降大気圏内核実験が停止されたため減少していましたが、
1986年にチェルノブイリ原発事故により一時的に増加ピークをむかえます。
そのあと、落ち着き2008年には1970年代の1/20程度のレベルまで下がりました。

3.11後のセシウム137降下量
3月18日から4月7日の21日間の総降下量です。
ひたちなか市をはじめ非常に多い降下量を計測していることが分かります。
残念ながら宮城、福島は震災によりまだ計測不能です。
出展:文部科学省 上水(蛇口水)、定時降下物のモニタリング
雨により飛躍的に降下量増加、東京で500倍
下のグラフは一日ごとの降下量です。
21日にすべてのポイントで降下量が増えたのは雨のためです。
ひたちなか市では昨日とピークの差は300倍、東京で500倍あります。


私見
一番やばかったときは知らないうちに過ぎたのかな、もうないよねと思うと同時に、
今も命と引き換えに原発処理に当たっている方たちのことを思うといたたまれなくなります。
経済全般にそして水産業、農産物などに想像を超えたいろいろなトラブルに直面すると思いますが、恐怖に扇動された自爆だけは避けたいと思います。

⇒2010以前のデータ
⇒3.11以後のデータ
⇒放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング

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