2011年5月29日日曜日

チェルノブイリアント

フライフィッシングのフライの名前
5~6年ほど前フライフィッシングにはまっているとき釣り仲間が巻いてきて岩魚を見事に吊り上げたフライ。
見た感じとネーミングが絶妙で、すばらしい大自然の渓流のなかでその姿が異様で嫌悪感を持ったことを今でも鮮明に思い出せる。
今年チェルノブイリアントをまいて興じる釣り人は果たして何人いるのか。



2011年5月28日土曜日

ドッグウォシュマシーン 1000円

洗濯するという発想がなぜできるのか自分が日本人であることに怒りを覚える





原発排水を直接飲んだ方が日本の基準より安全

日本の飲み物基準値は世界の原発排水と比べセシウム137で2倍、ヨウ素131で7.5倍

















野菜のセシウム137、アメリカの3倍、WHO基準の50倍















日本は世界一番の放射能汚染大国
基準値がおかしいのではなく、この基準値にしないと国民が飲食できるものがない。
放射能汚染より前に訪れる餓死のため設定された値だと個人的に理解しています。


出展:世界も驚く日本の基準値2000ベクレル

2011年5月27日金曜日

世界のトイレ表示






















2011年5月25日水曜日

原発の発電コスト 現実は政府発表の2倍以上

原発は安いはウソ
初めの青いグラフは
想定値:2004年経済産業省総合資源エネルギー調査会の算出
そして次のグラフは
実績値:立命館大学大島教授:各電力会社有価証券報告書('70~'07)より算出
なぜここまで異なるのか4つの稚拙なトリック
1.設備稼働率80%(40年間)⇒全国平均66%('05~'09)
2.原発関連予算が含まれていない(技術開発費、立地対策費)
3.使用済み核燃料処理費が現実と異なる。(六ケ所村再処理工場稼働率100%⇒稼動できていない)
4.処分、再処理費12.6兆円を電気料で加算することでコストから削除
※1世帯月平均108円を電気料として回収積み立て中

もちろん事故による保障金額は含まれていない。

出展:週刊ダイアモンド2011/5/11発行号

2011年5月24日火曜日

矯正歯科市場 潜在マーケットは1.5倍

矯正歯科治療をしたいけどまだやってない子供が30%

出展:アライン・テクノロジー・ジャパン

ではなぜやっていないのか親が躊躇している理由は
1位:「治療費」79.2%
2位:「治療期間」62.3%
3位:「治療装置の見た目」42.3%

上のデータは今年3月の調査レポート。震災1月後のマーケットは
決定権を持つ母親の自粛意識が増加

価格を下げて量をとることが手っ取り早く市場を拡大する方法
PSM分析をして適正価格を出してみたいですね。

2011年5月23日月曜日

原発汚染水処理:仏アレバの処理能力20倍の技術を国内で開発

5月末から稼動する仏アレバの処理費用トン当り2億円(総額10兆円以上)
大幅なコスト削減が可能に
金沢大学の太田富久教授と浄化剤メーカーのクマケン工業(秋田県横手市)と共同開発。
仏アレバの20倍の処理能力技術を開発【50t/h⇒1000t/h】

吸着剤のゼオライトや金属の凝集作用をもつ化学物質を数種類組み合わせ、
海水中の放射性物質を効率よく取り込んで沈殿。
放射性でないヨウ素やセシウム、ストロンチウムを1~10PPM(PPMは100万分の1)の濃度に
溶かした水で実験したところ、ほぼ100%除去。
放射性物質の場合でも処理機能に違いはないとしている。

太田教授らはすでに大規模な処理システムを設計済みで、政府や東電に設置を提案。
出展:2011/5/2 日本経済新聞

2億円/tで6万トンの汚染水処理、誰がコスト管理をしているのか(自民党村上誠一郎)


2011/4/27 衆議院インターネット審議中継より


2011/5/28加筆:汚染処理費用21万円/t 
東京電力は27日、汚染水処理費用1トン21万円、25万トンで約531億円かかると発表。
ステップ2に要する費用約4300億円の10%以上を占める。
6月中旬の試運転開始予定
出展:2011/5/27読売新聞

私見
とにかく藁にもすがる思いでアルバに処理を依頼したことはしょうがない。
しかし、日本は3.11以降裕福な国でなくなってしまった。
震災初期段階で誰がなにを言った、それで放水が止まったとかはもういい。
落ち着いてからゆっくりやればいい。
それより好転する可能性があるものに国が全面的にバックアップして
少しでも早く技術を確立し設備を導入することを望む。

ゼオライトに関する掲載

2011年5月20日金曜日

ホットスポット(柏⇔金町)人体への影響

放射能汚染の危険性(メモ)
このレポートでは現在、柏、松戸、金町のホットスポットの放射線量は3.5~4μsV/hと安定していることから、3月21、22日の雨により降り注いだCs-137など半減期の長いものによると考え、今後この状態が続いたと想定した場合の年間蓄積量をIAEAの資料などをもとに推計。

柏近辺のホットスポット年間蓄積量(推定)40~100kBq/㎡=放射線管理区域

また、チェルノブイリ原発事故後スウェーデンの地域ごとの発がん率と汚染状況をまとめた論文をもとにした癌の発生率。

100kBq/m2 あたり、がん発生のリスクは相対的に11%上昇

出展:放射能汚染の危険性(メモ)
2011年5月17日
東京大学物性研究所
押川正毅教授

2011年5月19日木曜日

セシウム137 野菜別蓄積率

農産物によって異なるセシウム蓄積率
農産物の産地表示がされない。また、産地を混ぜて販売するなど悲しいことが起きています。
自己責任でリスクヘッジするしかありません。



















ウクライナのナロジチ地区で土壌の浄化のため菜の花プロジェクトを行っているNPOチェルノブイリ
救援・中部のレポートより転用。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No107/tomura090807.pdf









2011年5月17日火曜日

住んでるところがホットスポットだ

福島原発から200km以上離れていても45kmのいわき市より多い放射線
下のグラフは5月10日の各地点における放射線量(単位:μsV/㎡)


亀戸で3201Bq/kgの土壌汚染
5000Bq/kg以上で水田の使用禁止

朝日新聞2011年5月15日掲載

これが現実なので受け入れるしかない。
しかし、広範囲で精密な放射線、土壌、農産物、水産物調査結果がないと家族を守れない。

土壌汚染値の15倍の体内被曝
これは食物連鎖の非常に偏った事例だが、現実とならない保障はどこにもない。

広範囲、精密な放射線、土壌、農産物、水産物調査と情報公開を求める。
自己責任で対応するしかない。

2011年5月16日月曜日

なぜ国は現状を把握公開しないのか、かえって混乱を招いている。

グリーンピースの海洋調査
高濃度の放射性物質を海藻類から検出。
政府に緊急調査を要請

5月3日~5日
■福島第一原発から50キロ離れた沖合
海藻アカモク(ホンダワラ科)などから13,000Bq以上/Kg

■福島第一原発の南約30㎞から65km
久ノ浜、四倉、江名、勿来などの漁港で水揚げされた
アカモク、コンブ、フクロノリなどの海藻サンプルから23,000Bq以上/kg

この近接県は国内わかめ生産7割をしめる一大産地。
来週から海藻類の収穫シーズン。
グリーンピースは。早急な国の調査を求める方針。

グリーンピースは、海藻以外にも、海水、魚類、貝類などを沖合、沿岸域でサンプリング済み。
海外の研究所に依頼するなどして調査結果を確認した上で、来週に記者会見を開いて発表する予定。

GREENPEACE

2011年5月15日日曜日

チェルノブイリ事故10年、牧草汚染は土壌の15倍

「チェルノブイリ事故から10年 終らない人体汚染」NHKスペシャル
人体への影響が比較的少ないエリアに住んでいる人が10年後、
高濃度汚染地域に匹敵する内部被爆を起こしているというショッキングなレポートです。
そしてここで取り上げられているゼルジンスク村の土壌汚染は5キューリー、人体への影響が比較的少ないとされていた地域です。
原因は食物連鎖にありました。

残念ながら公表されている「文部科学省とDOEによる航空機モニタリング」「SPEEDI」ではどの地域があたるのかわかりません。

4:14から約5分間でまとめられています。


2011年5月7日土曜日

天気予報で放射物質降下予報を

自転車通勤しているせいで、朝起きるとまず最初にYahoo天気予報をチェックする。
晴れてるのか、雨が降るのか、気温風向きのチェックが日課となっている。
予報で花粉が多い時期はマスクを、直射日光、紫外線が強いと予報されるととUVプロテクター、サングラスを使う。

今後、福島原発の状況によっては放射物質降下予報が掲載されるようになるだろう。

夏、節電のため電車の冷房が止まっていても放射線が多いときは窓を開けない。
犬の散歩は多い時間を避ける。戻ったら犬の全身をシャワーで流す。
人は外の移動を極力さけ、ネットのコミュニケーションに頼る。
人気のない公園、子供の遊ばなくなった砂場。
移動は出来るだけ密閉率の高い車、電車。
ジョギングは死語となってしまう。

今、現実に福島市内の学校では校庭で運動できない。
外で子供が遊べない。

昨日5月6日、文部科学省が福島第一原発から80キロ圏内の汚染マップを公表した。
そして国の安全基準は信用できないことがわかった。

二月前はそんなことを想像することも出来なかった。
SFのような世界が今現実となっている。

国の安全基準はチェルノブイリ以下

文部科学省、福島第一原発から80キロ圏内の汚染マップを公表。
公表されたデータを見ると国の安全基準がチェルノブイリ以下。
メディアは取り上げないのでBlogに掲載することにしました。

公開された汚染マップ



上の図が米エネルギー省と協力し、航空機を使い、地表1~2キロ四方で放射性物質の蓄積量を測って作っセシウム137の汚染図です。
赤、黄色、緑、水色、青で汚染のレベルによって色分けされています。


日本の対応とチェルノブイリにおける汚染レベルごとの対応を比較

この表はチェルノブイリ事故の時汚染レベルによって出されて避難指示内容です。右側に文部科学省の汚染レベルの色分けを配置しました。

国は安全、しかし公表したデータでは安全でない
チェルノブイリ以下の安全基準になっていることが分かると思います。
チェルノブイリの安全基準でも10年20年後多く人が後遺症に悩まされまたそれが原因で死亡しています。
その基準以下の安全対策で国は問題ないと言っています。

チェルノブイリ、スリーマイルの教訓が生かされず起こってしまった福島原発事故。
その上まだ同じ過ちを起こそうとしています。

浜岡原発停止の要請を管首相が6日夕発表しました。このことを私は支持します。
しかし一方で汚染マップが公表された日にあわせて発表したのではと思います。
掲載記事⇒http://www.asahi.com/national/update/0506/TKY201105060286.html

⇒原発の安全性、国 電力会社にだまされていた証拠
⇒プルサーマル計画に反対します。
⇒高速増殖炉は廃炉に
⇒国の高速増殖炉計画に問題がないのか(2011.3.10質問主意書)
⇒原子力の開発に携わった研究者、東電社員からのコメント
⇒天気予報で放射物質降下予報を

2011年5月6日金曜日

原子力の開発に携わった研究者、東電社員からのコメント

今日気になった2つのメッセージです。

武田邦彦教授のコメント(Blogから抜粋)
今まで、国際放射線防護委員会や国内の放射線に関する委員会で常に言われてきたことは、「1年に1ミリ以下」ということだった。

でも、放射線医学の先生が「1年に100ミリまで安全だ」と言われるならば、今までの安全議論はバカらしいもので、私も何を悩んできたのか判らなくなってしまう。
問題は、国内法の改定と並行して、世界的に1年に100ミリで安全だというコンセンサスが取れているのか。

付近住民が100ミリまで被爆してもいいということになると、現在の地震指針にわずかな改正(事故時の対応)だけを加えるだけで国内の原子力発電所は極めて「安全」に運転することができる事になってしまう。

私は今まで放射線医学の専門家が「放射線はあびない方が良い。1年1ミリが限度だ」と言われることを、真実だと理解してきた。
1年間100ミリは大丈夫だと言っているNHK、朝日新聞、そして学者(主に放射線医学)の方は、 なぜ、これまでと180度違うことを言い出したのか?
本当にこれから1年100ミリで大丈夫なのかについて、早急に声明を出して欲しい。
武田邦彦教授(平成23年5月5日 午前11時 執筆)
出展⇒http://takedanet.com/2011/05/post_ca91.html


東電社員のコメント(原文掲載)
私が記者に会社のことを話したことを同僚が知れば、軽蔑されます。そして、会社からは解雇されるでしょう。だから匿名でこのお話をしなければなりません。
私が東電の社員になってもうかなりの年月になります。東電はずっと良い会社だと言われて来ました。しかし今、通勤のため外に出ると、どこもかしこも東電への批判で溢れている。「東電が悪い、東電が悪い、東電が悪い」と。それを見るのが辛いです。何故なら、批判されるべきことがどれ程あるかを私は知っているからです。そのことについてお話しなければならない。申し上げたいのは、事故の責任は確かに東電にもあるが、同様に国にも責任があるということです。
今、メディアでは、東電が原子力発電にしがみついていると言われています。でも、それは事実ではありません。原子力というものを導入し、推進して来たのは国です。福島原発が建設されたとき、その運転における安全基準は曖昧でした。原発を増設することに一生懸命だった政府は、安全よりも産業の発展を重視したのです。
地震や津波に関する新しい学問研究結果は無視されて来ました。2009年に、ある国立研究機関が今回の津波に相当する規模の自然災害を警告しました。しかし、日本原子力安全委員会は取り合いませんでした。
日本ではもともと監査というものは機能していないのです。原子力安全委員会は経産省の下にある組織ですし、経産省は原発の推進を目的としています。一つの同じ機関が原発を推進し、かつ監査もするというのはおかしいと思いませんか。
また、原子力研究者達も産業や原子力委員会と癒着しています。原子力を専門とする学者の世界はとても狭く、皆一緒に研究して来たのです。私はそれを見て来ました。
東電の原子力部門は特殊な部門で、非常に閉鎖的です。「原子力村」と揶揄されているほどです。会社の中にもう一つの会社があるという感じでしょうか。同じ東電の内部でも、原子力村と他の部門の間には業務上ほとんど繋がりがないのです。
この閉鎖的な原子力村の中ではこれまで原発のデータや報告書の内容を隠蔽、改竄、偽造することが許されて来ました。2002年にはそのことが原因で社長および副社長が辞任することになりました。東電の新しい経営者は原子力村を人事異動や再編成で開かれた部署にしようと試みましたが、結局上手く行きませんでした。
この福島の事故をきっかけに東電は整理されなくてはなりません。でなければ会社は存続できないでしょう。
社内の空気は張りつめています。管理職は非常に緊張状態にあります。通常なら会議は一ヶ月に一度ですが、現在は毎朝です。本社だけでなく支社でもです。毎朝、上司から社員達に激励のメールが入ります。
現在、会社全体から社員が福島に送られています。原子力とは全く関係のない部署にいる者もです。事故処理作業をさせられるのです。彼らの多くは、防護服やガスマスクをつけて放射線が飛ぶ場所で作業をした経験などありません。社内メールでよくそういう社員についての情報を目にします。
今までは私の直接知っている人が福島へ派遣されることはなかったのですが、とうとう一人、行くことになりました。自分の意思で行くのではない、と本人から聞きました。命令なのです。そこで何をやらされることになるのか、何も知らされていないそうです。」

2011年5月5日木曜日

国の高速増殖炉計画に問題がないのか(2011.3.10質問主意書)

3.11震災の前日に平山誠参議院議員から、国に高速増殖炉の取り組みについて問題がないのかと質問主意書が提出されています。
まだ国から返答(答弁)は出ていません。
質問のポイントを書き出します。

原型炉「もんじゅ」運営に関して
1968年9月26日の予備設計開始から42年間で9.500億円。
維持費1日当たり約6.000万円。
・2050年実現を目指す高速増殖炉が実用できるまでに総事業費はいくらかかると想定しているのか。
・当初1988年完成予定、23年経っても未完成。2050年に商業高速増殖炉が出来る根拠は。
・95年12月から10年5月まで停止していた期間の費用約2000億円の成果。
・もんじゅで採用されている技術は古く、目的の商業炉概念の工学的成立性を確認することが出来ないのでは。
・開発途上の新技術の多い商業炉構想をいきなり実証炉で実現しようという現在の計画に問題があるのではないか。

事故トラブルに関して
「もんじゅ」
2010年8月26日に炉内中継装置落下事故ほか多くのトラブルについて
・運転再開後の事故、トラブルの詳細。
・安全性について妥当との判断を下した原子力安全・保安院、原子力安全委員会の責任の所在。
・復旧に総額いくらかかるのか、その費用はすべて国の負担となるのか。
・廃炉になった場合。廃炉措置の技術は確立されているのか。
・廃炉にした場合の見積額の提示。
「常陽」
・07年に原子炉容器内設備の損傷事故を起こし現在も停止中、事故の調査報告、修復等費用の提示。

核先進国が高速増殖炉から撤退していることに関して
・他の国が経済性、安全性などの面から高速増殖炉の研究から撤退したことについて、政府としてどのように評価するのか。

出展⇒第177回国会(常会)質問主意書 質問第一一五号 速増殖炉もんじゅに関する質問主意書

2011年5月4日水曜日

高速増殖炉は廃炉に

■高速増殖炉の危険性(軽水炉、プルサーマルとの比較)
1.暴走速度が速いため核暴走(核爆発)事故を起こしやすい。
核分裂の速度が軽水炉の250倍、非常に制御が難しく、一瞬の間に手がつけられなくなる。
原子炉を停止する「ブレーキ」は制御棒だけ。その効きも軽水炉より鈍い。
2.冷却材のナトリウムは水に触れると爆発。空気に触れると発火。
ナトリウムを98度以上に熱し液体にして冷却水として使用。
高温のナトリウムは、空気に触れると燃え出し、水に触れると爆発。
コンクリートに触れても燃えたり爆発したりする扱いにくく危険な冷却材を使用する。
3.運転するほどプルトニウムが増加
プルトニウムの半減期25,000年。
猛毒のプルトニウムが増え続ける。
4.構造的に無理、特に地震に非常に弱い。
地震で激しく揺れ動く構造、耐震性が低い。

■世界の核開発先進国の現状
USA
1994年閉鎖。
高速増殖炉を含む核燃料サイクルの研究・開発の中止を決定し、すべての実験炉を閉鎖。
イギリス
1994年閉鎖。
イギリスの原子力産業界は、EC=欧州共同体の共同研究に参加、しかし他のヨーロッパ諸国も脱原発に推進中。
フランス
1996年高速増殖炉開発中止。
1997年廃止を宣言。
1998年閉鎖。
ドイツ
1985年に完成したが、市民の激しい反対運動や研究者のさまざまな危険性の指摘により州政府が燃料装荷を許可せず、1991年連邦政府も開発中止を決定。

■日本の高速増殖炉の現状

常陽;事故により停止中                                                 もんじゅ:事故により停止中

常陽  実験炉 熱量140MW
      1970年着工、77年臨界。
      2007年6月に炉内で機器を損傷、停止中。
もんじゅ:原型炉 電気出力280MW
      1980年着工、94年臨界。
      1995年にナトリウム漏出火災事故、停止
      2010年5月6日運転再開
      2010年8月炉内中継装置落下事故、停止中。

2011年5月3日火曜日

オサマビンラディン殺害. アメリカ国民のような反応は出来ない。


彼らのような反応は自分には出来ない。
喜びともに悲しみを感じてしまう。

2011年5月1日日曜日

プルサーマル計画に反対します。

3.11がなかった未来派もう存在しません。

私は出来るだけエネルギーを使わない社会のシフトしていくことが人類の繁栄存続の唯一の方法だと考えています。但しすぐに原子力発電を止めることは不可能です。まず危険性の高いプルサーマル発電をやめることを、そして段階的に原子力発電から移行することが望ましいと考えます。
 
小出裕章助教授が40年以上前から提唱していた原発の問題、なぜその警告を受け入れなかったか。小出助教授が2004年12月13日に書かれた「プルサーマル導入-その狙いと危険性」をもとに原発なかでもリスクの高いプルサーマルの問題をまとめました。
 
原子力発電により処理できない有毒ゴミ「プルトニウム」が生成される。
原子炉で使用されたあとウラン・プルトニウムを大量に含む高レベル放射性廃棄物が出来ます。
 
有毒ゴミを再利用することに失敗した高速増殖炉。
このゴミを再利用(処理)するために考えられたのが高速増殖炉。
しかし、技術的に難しく核開発先進国すべてが撤退。
日本では「もんじゅ」が世界で一番最後までがんばったけどダメ。
現在トラブルのため再生不能。
 
今までにかけた高速増殖炉開発費1兆円以上。
高速増殖炉の代替案「プルサーマル計画」
高速増殖炉に未来が描けなくなったため次に考えたのが、あまったプルトニウムを処理するたに今あるの原子炉(軽水炉)で再利用するプルサーマル計画です。
 
プルサーマルにより危険は増します。
プルサーマルはウランより融点が低いため燃料溶解に至りやすく、臨界に達しやすい。
そしてMOX燃料は放射能が強く温度が下がりにくい性質を持ちます。
つまり危険性が増すと言うことです。
 
プルサーマルはコストパフォーマンスが異常に悪い。
プルサーマルをするためには高レベル放射性廃棄物を「プルトニウム」と「燃え残りウラン」にわける膨大な費用と、プルサーマルに必要なMOX燃料の加工費が膨大にかかります。
その費用は、国内の処理施設(六ケ所再処理施設、東海再処理施設)を使うと2004年から40年間に12兆1900億円かかると試算されています。
  
国内で再処理した場合のコスト                 12兆1900億円
フランスに処理を依頼した場合のコスト              6兆  100億円
プルサーマルをやめウランを購入して発電した場合           9000億円
 
福島原発3号機はプルサーマルです。
 
プルサーマル原子炉運転中
九州電力 玄海原子力発電所3号機 2009/11/5~
四国電力 伊方原子力発電所3号機 2010/3/2~
関西電力 高浜原子力発電所3号機 2010/12/25~
 
運転停止中
東京電力 福島第一原子力発電所3号機 2011/3/11~
 
事前合意が成立
中部電力 浜岡原子力発電所4号機 2012/3
関西電力 高浜原子力発電所4号機 2011夏
中国電力 島根原子力発電所2号機 2015
北海道電力 泊原子力発電所3号機 2015
東北電力 女川原子力発電所3号機 2015
 
計画中
電源開発 大間原子力発電所1号機 2014(建設中)