2011年5月1日日曜日

プルサーマル計画に反対します。

3.11がなかった未来派もう存在しません。

私は出来るだけエネルギーを使わない社会のシフトしていくことが人類の繁栄存続の唯一の方法だと考えています。但しすぐに原子力発電を止めることは不可能です。まず危険性の高いプルサーマル発電をやめることを、そして段階的に原子力発電から移行することが望ましいと考えます。
 
小出裕章助教授が40年以上前から提唱していた原発の問題、なぜその警告を受け入れなかったか。小出助教授が2004年12月13日に書かれた「プルサーマル導入-その狙いと危険性」をもとに原発なかでもリスクの高いプルサーマルの問題をまとめました。
 
原子力発電により処理できない有毒ゴミ「プルトニウム」が生成される。
原子炉で使用されたあとウラン・プルトニウムを大量に含む高レベル放射性廃棄物が出来ます。
 
有毒ゴミを再利用することに失敗した高速増殖炉。
このゴミを再利用(処理)するために考えられたのが高速増殖炉。
しかし、技術的に難しく核開発先進国すべてが撤退。
日本では「もんじゅ」が世界で一番最後までがんばったけどダメ。
現在トラブルのため再生不能。
 
今までにかけた高速増殖炉開発費1兆円以上。
高速増殖炉の代替案「プルサーマル計画」
高速増殖炉に未来が描けなくなったため次に考えたのが、あまったプルトニウムを処理するたに今あるの原子炉(軽水炉)で再利用するプルサーマル計画です。
 
プルサーマルにより危険は増します。
プルサーマルはウランより融点が低いため燃料溶解に至りやすく、臨界に達しやすい。
そしてMOX燃料は放射能が強く温度が下がりにくい性質を持ちます。
つまり危険性が増すと言うことです。
 
プルサーマルはコストパフォーマンスが異常に悪い。
プルサーマルをするためには高レベル放射性廃棄物を「プルトニウム」と「燃え残りウラン」にわける膨大な費用と、プルサーマルに必要なMOX燃料の加工費が膨大にかかります。
その費用は、国内の処理施設(六ケ所再処理施設、東海再処理施設)を使うと2004年から40年間に12兆1900億円かかると試算されています。
  
国内で再処理した場合のコスト                 12兆1900億円
フランスに処理を依頼した場合のコスト              6兆  100億円
プルサーマルをやめウランを購入して発電した場合           9000億円
 
福島原発3号機はプルサーマルです。
 
プルサーマル原子炉運転中
九州電力 玄海原子力発電所3号機 2009/11/5~
四国電力 伊方原子力発電所3号機 2010/3/2~
関西電力 高浜原子力発電所3号機 2010/12/25~
 
運転停止中
東京電力 福島第一原子力発電所3号機 2011/3/11~
 
事前合意が成立
中部電力 浜岡原子力発電所4号機 2012/3
関西電力 高浜原子力発電所4号機 2011夏
中国電力 島根原子力発電所2号機 2015
北海道電力 泊原子力発電所3号機 2015
東北電力 女川原子力発電所3号機 2015
 
計画中
電源開発 大間原子力発電所1号機 2014(建設中)

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