まず、
市場規模を見てみます。
市場規模を見てみます。
4100億円強といったところです。2006年まで需要の拡大と新規出店とかさなり好調に伸びていましたが陰りが見えてきたようです。
会員数は約400万人 人口の3.1%
アメリカ 14.1%
イギリス 12.9%
だいぶ市民権を得てきたフィットネスクラブですがアメリカ、イギリスと比べ非常に低い利用率です。
これをどのようにとらえるかはまたの機会にして。
次に年齢別利用状況です。
男性は全年齢、女性は20代以下の利用者が減っており、女性の30代以上だけが増加しています。
私は東京の綾瀬のフィットネスクラブを利用していました。
平日の午前中会社を抜け出して行ってみるとご年配の女性の方で一杯で驚かされ、休日の朝はサウナが一杯で驚かされ。これからはフィットネスクラブというよりかヘルスクラブだと確信しました。
(※ヘルスクラブを検索して驚きました。ホテルイースト21東京とかリーガロイヤルホテル東京がヒットします。ヘルスクラブ=ヘルスセンターとイメージしてしまうのですが。)
設備の老朽化、インストラクター、会員増加によるストレス
10年前S-FICという地元の方が経営するクラブに入っていました。インストラクターを養成するカリキュラムを持っているクラブでしたから設備、インストラクターの質が高く非常に満足していましたが、3年前ティプネスが進出し経営が傾き昨年閉館しました。
私もティプネスに移ったのですが、会員数が多いため満足な利用ができなくやめてしまいました。
会員ニーズへの対応
今は東京武道館に通っています。ここが安くて設備がいいので大満足。
健康ニーズに傾いたフィットネスクラブはスポーツニーズを満たしてくれません。
「う~」とか「ハッ。ハッ。」とか似つかわしくない空間なのです。
でも東京武道館は違います。ムキムキ親父、若いアスリートたちがたくさんいます。
驚いたことにここの運営をティプネスがやっています。「指定管理者制度」(2003年施行)された公の施設を営利企業が運営するシステムです。
ヘビーユーザー、ライトユーザーの囲い込みを指定管理制度を利用してコンペティターに対抗。
これは、ヘビーユーザーに強いS-FICへの対抗処置だったと考えると、ものすごく高度なマーケティング戦略をとったことになり見事に成功した好事例です。
久しぶりにすばらしい事業戦略を目の当たりにさせていただきました。
お気に入りのクラブがなくなったのは寂しいですが。
※出典:フィットネスオンライン
P.S.
フィットネスクラブ利用率 成人肥満率(世界順位)
日本 3.1% 3.4%
アメリカ 14.1% 34.3%(1位)
イギリス 12.9% 24.0%(4位)
フィットネスクラブ通ってもジャンクフード食べてたら意味がないということ。
※出典:OECD Health Data 2001
ついでに
世界一の肥満国メキシコ、肥満人口30年で3倍。(CNN 2011.01.05)・15歳以上の人口のうち太りすぎ肥満が69.5% 世界一。
・LサイズとXLサイズの衣類の販売は過去3年で50%増。
・麻薬戦争で過去4年3万人が死亡、肥満・太り過ぎで死亡は5倍。
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