地表のセシウム137濃度
筑波大による調査
筑波大学が東京近辺まで広域な調査データを公開。東葛地区のホットスポットの汚染状況がおぼろげながら把握できるようになった。
※放射線管理区域
放射線被ばくの恐れがあり、適正な被ばく管理が必要とされる区域。
放射性物質による汚染密度40,000Bq/㎡。
(中日新聞2011年6月14日)
※5月6日に文部科学省が福島第一原発から80キロ圏内の汚染マップを公表。
国の安全基準がチェルノブイリ以下だということがわかった。
2011.06.15加筆
上のマップを見てフラッシュバックした。
喜多方には義理の父と15年ほど前よく渓流釣りに行った。
魚止めの滝をよじ登ると岩魚の楽園だった姥堂川。
昭和初期の渓流釣りの地図にしか載っていない忘れ去られた増沢。
尺岩魚が釣れた幅2mぐらいの名もない沢。
義父が魚籠一杯にしてもどってきた信じられないぐらい小さな沢。
夜入渓ポイントに車を止めエンジンライトを消して酒を飲んでると目の前を熊が横切り車から
一歩も出れなくなり窓から小便したこと。
沢から一定のリズムが奏でられる音を聞きながら仮眠を取ったこと。
手のひらに乗ったホタルが信じられないほど明るかったこと。
喉が渇くと沢の水を手ですくい飲みながら釣りあがったこと。
空腹を紛らわすためにイタドリをかじりながら釣りあがったこと。
義父が飲み終わったカンを捨てたとき「孫の世代まで残すことを考えろ」
と最初で最後の意見したがすべてが過去の思い出となってしまった。
いや違う、セシウムが30年間かけて昔の自然を取り戻してくれる。
セシウムが人が入ることをこばんでくれる。
僕たちが無神経に破壊してしまったものを自然が自分たちで取り戻す時期なのだと思う。
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